乃木坂46『だいたいぜんぶ展』

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於 ソニーミュージック六本木ミュージアム

 

結成当時から現在までの

乃木坂46のアートワークを、倉庫を模したミュージアムに集結させて披露する、というのが今回の展示です。

活動7年目、シングル22タイトル、アルバム3タイトル。

膨大な物量になるため、何回か展示物も入れ替えを行う・・・というアナウンスも予めありました。

 

なので、数回通うことになるだろうな・・・と確信しつつの1回目。

 

”アイドル”という存在が卑近になったのは、秋元康氏が打ち出したコンセプト(会いに行けるアイドル)が芸能界全般に浸透したからで、故に

「ああ、アイドルね」

という軽視だか諦めだかを見極めるのが難しい態度で接してしまう人が多くなってしまったように思うのですが

(斯く言うわたしも、6年前までそうだった)、

この展示は、そういう人にこそ観てほしい。

 

「46とか48とか、数も多いし地名ばっかりで全然区別つかなーい」

と、一切興味を持ってなかったわたしが、箱推し乃木ヲタ(乃木坂46グループ全体のファンを自認するヲタク)になったのは、元メンバー橋本奈々未(ななみん)の成人式映像がきっかけではあったのですが、それと時期を同じくして5thシングル『君の名は希望』の、紺セーラーワンピースの制服があまりにも可愛かったからです。

  

膝下丈で、裾からはちらりとレースも覗いていて、清楚な衣装は、これまで抱いていたグループアイドルのイメージから大きく逸脱していました。

つか、単に、どストライクでした。

そうしたきっかけが重なって、気がついたらシングルを買い、ライヴに行き、舞台に赴き、雑誌をチェックし、写真集を求め・・・と、順調にヲタクの道を進んでいったのですが、常々思いを馳せていたのが、乃木坂46を取り巻くディレクションのクオリティの高さ、でした。

特に衣装は、機会があれば歴代のものをじっくり見てみたい!と思っていました。

 

『だいたいぜんぶ展』では、2011年の結成から2018年までの活動を、

A.CDジャケット

B.映像作品

C.衣装

の3つのセクションに分け、それぞれの資料を展示しています。既にオフィシャルに公開されているものから、今回初出しの秘蔵のものまで、一通り廻るだけでも2時間はゆうに経過する物量。

 

入場すると3分半のオープニングムービーが流れるのですが、携わったクリエイターのコメントは、いずれも

 

こんなに魅力的な彼女たちの佳さを、どうやって広めていこうか?

という課題に楽しみながら取り組んでいることが伝わってきます。

そして、展示を見ていると、当事者の彼女たちも

こんなに刺激的な場や作品を、最大限に生かすにはどうする?

と、試行錯誤しながら対峙していることが解ります。

 

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衣装展示エリアは、撮影可能でした。

 

 

PVの絵コンテやジャケットの色校正表、そしてずらりと並んだ衣装を見ていると、妥協なき結実がわたしたちの元に届いているのだ・・・と感じ入ります。

 

それから、ジャケットのパネルが展示されているエリアでは、卒業したメンバーが訪れた際に残していったサインも見ることが出来ました。

 

今、国民的アイドルと呼んでも違和感を感じない立ち位置に彼女たちが立っている、その軌跡の重さ、豊かさを実感するのと同時に、乃木坂46という一介のプロジェクトを通して、クリエイティヴということ、それぞれの仕事、役割。そうしたわたし達の足許にも則した物語を読み取る展示でした。

 

そして、お楽しみとしては更にミュージアムショップ、カフェもあります。

乃木坂ちゃんの楽曲にちなんだメニューが各種あります。

生生星の”ここではないどこか”パンケーキと、”ハルジオンの咲く頃”ティーソーダ

生まれて初めてパンケーキの写真撮りました!映え!!

上のふわふわはわたあめです。どっしりめの生クリームを内包しています。

パンケーキはシフォン?と思うくらい軽くて甘さ控えめ。クリームやチョコで味の調整をする感じです。

ティーソーダは蜂蜜とレモンで層になっているので、混ぜて飲みます。ブルーベリーや苺も浮いていて、ゼリーのような食感もあるので飲み応えあり。

お食事メニューもあるので、次回はそちらもオーダーしてみようと思います!!

 

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